セキスイハイムの新快適エアリー「T-SAS」について

セキスイハイム

このブログでは、セキスイハイムでマイホームを建築予定の私が、セキスイハイムや家作りに関する情報を発信していきます。

今回は、セキスイハイムの新しい快適エアリー「T-SAS」についてお話しします。

快適エアリーは、セキスイハイムの中でも非常に人気の全館空調設備ですが、最近新たにT-SASと言う名称でパワーアップしましたので、その概要についてお話しします。よろしければ最後までご視聴ください。

快適エアリーとは

快適エアリーはセキスイハイムで非常に人気のある全館空調システムです。

快適エアリーは第一種換気システムと全館空調が合わさったシステムで、床下の高性能換気システムで綺麗な空気を供給し、また、床下の冷暖房除湿ユニットから、温度調整された空気を供給します。

床下から暖かい空気を供給することで、足元から暖かくなるといった特徴もあります。

T-SASとは

まず新しい快適エアリーの名前となっているT-SAS「ティーサス」ですが、Triple Synergy Air System(トリプル・シナジー・エア・システム)の略から名づけられています。

Triple Synergyとは、直訳すると3つの相乗効果を意味していますが、この3つとは、空調、換気、粉塵浄化という3つの空気に関連する機能を表しているそうです。

そのため、T-SASとなって新たにパワーアップした部分は、空調、換気、粉塵浄化の機能に関するものになります。

パワーアップした機能

これまでの快適エアリーに比べパワーアップした部分は、空調フィルターと高性能3層フィルターとなります。

順番に説明していきます。

セキスイハイムHPより引用

空調フィルター

快適エアリーの空調システム用の吸込口に設置するフィルターが新たに開発されました。

新開発のフィルターは、抗ウイルス対応フィルターで、積水化学工業のグループ会社である積水マテリアルソリューション株式会社の抗ウイルス加工剤「ウィルテイカー™」を使用しているそうです。

空調により循環する室内空気に含まれるウイルスが吸込口を通過する際、「抗ウイルス対応フィルター」に付着したウイルスの活動を抑制することが期待できるそうです。

このフィルターは水洗いが可能で、洗浄後も抗ウイルス性能が持続するため、耐久性・メンテナンス性に優れるそうです。

人からの飛沫や物に付着して室内に持ち込まれたウイルスの拡散を抑制することが期待できるため、このご時世にはぴったりの商品です。

新型フィルターに使用されているウィルテイカー™とは、イオン性のポリマーで、エンベロープと呼ばれる外膜をもつウイルスを捕捉する機能があるそうです。

捕捉するメカニズムについて、まずウイルスは、エンベロープにヘマグルチニンという糖タンパク質を有しており、これが人体の細胞表面にあるノイラミン酸と結合することで、ウイルスが細胞内に侵入します。

ウィルテイカー™は、ノイラミン酸に似た構造を有しているため、ウイルスが人の細胞と勘違いしてウィルテイカー™に結合することで、体内への侵入が妨げられる仕組みとなります。

エンベロープを持つウイルスには、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、風疹ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、エイズウイルス等であり、これらに対して効果が期待できると考えられます。

一方注意点として、エンベロープを持たないウイルスも存在し、ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルス、アデノウイルス等が挙げられます。これらのウイルスに対しては、ウィルテイカー™が有効でないため、今回開発されたフィルターでは、抑制できない可能性があると思います。

新開発された空調フィルター
(セキスイハイムHPより引用)

抗ウイルス加工剤「ウィルテイカー™」
(セキスイハイムHPより引用)

 

高性能3層フィルター

快適エアリーの換気システムに採用されている高性能3層フィルターの2層目に、花粉や 0.3μm 以上の微粒子を 99.97%捕集可能な「HEPAフィルター」を新たに採用し、粉塵浄化性能を強化したそうです。

以前までは、0.5μm以上の微粒子を99.9 %捕集ということでしたので、捕集できる粉塵がさらにパワーアップしたことになります。

高性能3層フィルター
(セキスイハイムHPより引用)

T-SASの粉塵浄化効果

換気システムの高性能 3層フィルターと空調システムの抗ウイルス対応フィルターの 2つの粉塵浄化機能によって、約 21 畳の LDK において約 28 分で粉塵を浄化することが可能だそうです。

これは、従来の快適エアリーに比べ、約10分間短縮されているそうです。

新型フィルターは従来の快適エアリーにも対応

今回の新型フィルターは、従来のフィルターと互換性のある仕様に開発しているとのことで、2016年4月以降に採用された快適エアリーについては、新型フィルターを使用できるそうです。

まとめ

今回の記事のまとめは以下の通りです。

・新快適エアリーT-SASは、Triple Synergy Air Systemの略
・パワーアップした機能は、空調フィルター、高性能3層フィルター
・空調フィルターは、抗ウイルス対応フィルターとなり、エンベロープウイルスの拡散を抑制することが期待できる
・高性能3層フィルターの2層目の粉塵浄化性能が強化され、0.3μm 以上の微粒子を 99.97%捕集可能
・新型フィルターは、従来のフィルターと互換性のある仕様で、2016年4月以降に採用された快適エアリーは新型フィルターを使用できる

最後までご覧頂きありがとうございました。

YouTubeでもご確認頂けます。

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