このブログではセキスイハイムでマイホームを建築した私達夫婦がセキスイハイムや家作りに関する情報を発信していきます。
今回は、セキスイハイムで注文住宅を建てた我が家の夏の2階の温度と暑さ対策についてお伝えします。
セキスイハイムで建築した方の、ブログやインスタ等で、夏の2階が暑いという口コミをよく目にします。
実際、我が家も夏の2階は結構暑く、どれくらいの温度があるのか気になっていましたので、今回室温を記録してみました。
セキスイハイムの家の2階がどれくらい暑くなるか気になる方もいらっしゃると思うので、是非最後までご覧ください。
YouTubeでも紹介していますので、是非ご覧ください。
温度記録条件
まず、我が家の2階は、寝室を含めて部屋が3部屋あり、その他納戸やトイレ等があります。
今回、温度を記録した場所は、2階の真ん中の洋室の部屋で行いました。
この部屋は、現在夜に子供と夫婦どちらかが一緒に寝ていますので、夜の19時から朝の7時ごろまでは、エアコンをつけていて、温度は26度に設定しています。
そのため、温度が上昇するのは、朝の7時ごろから夜の7時までの日中です。
部屋には、南西方向に引き違い窓があり、日中は日光が差し込みますが、レースカーテンをしていますので、ダイレクトに日の光が入るわけではありません。
温度の記録はスイッチボットで行い、記録は8月1日~8月10日で行いました。
セキスイハイムで建築する方は、外の空気の吸気を機械で行う第一種換気を採用している方がほとんどだと思います。
第一種換気の場合、外からの空気は熱交換されて入ってきますので、夏の場合は外気温より低い温度で吸気されます。
しかし、我が家は熱交換がない第3種換気ですので、外気がそのままの温度で入ってきます。
そのため、一般的なセキスイハイムの家より2階が暑くなると考えられますので、それも踏まえて結果を見て頂ければと思います。
記録結果
1日のうちの最高室温と、住んでいる地域の最高気温を表に示しました。
最高室温(℃) | 最高気温(℃) | |
8月1日 | 31.1 | 35.5 |
8月2日 | 33.6 | 37.9 |
8月3日 | 33.7 | 37.6 |
8月4日 | 28.9 | 29.3 |
8月5日 | 30.9 | 26 |
8月6日 | 28.8 | 27.5 |
8月7日 | 33.3 | 31.1 |
8月8日 | 31 | 34.3 |
8月9日 | 31.2 | 37 |
8月10日 | 32.2 | 35.3 |
私達が住んでいる地域は、比較的温暖な地域ですので、最高気温が37℃を超える日もありました。
そんな中、2階の最高室温は、30 ℃を超える日が多々あり、最も高かったのは、8月3日の33.7℃でした。
部屋の温度が30 ℃を超えるのは、かなり暑いように感じます。
また、最高気温が30℃を下回っている日がありますが、恐らく雨の日だったと思います。
最高気温が30 ℃を下回った日の最高室温は、最高気温とほぼ同等もしくはそれ以上の室温を記録しました。
外気温が低い日に、2階の室温が外気温以上になる理由はよく分かりませんが、最近の家は断熱性能が高く、一度温まった室内の熱を貯めてしまう性質があるので、夏場はうまく熱を逃がせずに室温が上がっているかもしれません。
最高室温を記録した8月3日の室温の推移はこのようになっています。
18時から19時が最高室温になっています。
朝から少しずつ上昇し、室温が最も高くなるのは昼間ではなく夕方頃でした。
19時以降はエアコンをつけてしまっているので、付けなかった場合の推移は分かりませんが、19時以降は日が無くなっているので、それほど室温は上昇しないのではないかと思います。
その他の日も、同じような温度推移をしています。
ここから予測されるのは日が出ている夕方までは、少しずつ部屋が温められ、一度上がった室温は、夕方の日中より気温が下がる時間帯でも下がることはなく、むしろ熱が蓄積されて夕方が最も室温が高くなるのだと思います。
なぜ2階が暑くなるのか
2階が暑くなる理由として、大きく2点あると考えています。
1つ目は温かい空気は冷たい空気に比べ上にいく性質があるので、1階より2階のほうが温かい空気が溜まりやすいためです。
もう1つの大きな理由としては、屋根が太陽で温められ、その熱が2階に伝わってしまうためです。
夏場の屋根は非常に高温になることが知られており、60 ℃以上ある日もあると言われています。
高温になった屋根の熱は、輻射熱という形で2階を温めてしまうと言われています。
主にこれらの理由から、2階の室温が非常に高くなってしまいますが、セキスイハイムの家だけで起こることではなく、非常に高断熱な家を除いては一般的な家でも起こってしまう現象です。
セキスイハイムの家の2階が暑いと言われる理由は、フラットルーフの屋根が多いことが原因かと思います。
フラットルーフの場合、屋根裏に空間がなく、2階が屋根からの熱を受けやすく、より暑いと感じる人が多いのかもしれません。
2階の暑さ対策
2階の暑さ対策として、空調をつけること以外に有効なのは、屋根(天井)の断熱材を多くしておく必要があると思います。
先ほど説明したように、夏場は屋根からの熱によって部屋がかなり温められてしまうので、屋根側の断熱性能を高める必要があると考えられます。
実は、建築前に私達は屋根の断熱材の厚みを変えられないか営業さんに相談しましたが、出来ないと言われました。
そのため、セキスイハイムの家では、別の対策が必要です。
2階の暑さ対策について考えてみましたが、セキスイハイムで出来る対策は大きく2つあると思いました。
1つは、木造の家を選ぶ、もう1つは2階で空調をつけておくことです。
1つ目の木造の家を選ぶことについて、セキスイハイムには様々な商品がありますが、最も断熱気密に優れた商品は、木造のグランツーユーVです。
また、グランツーユーVは、三角屋根なので、屋根裏に空間があることで、屋根からの熱も少しはましになると思います。
2つ目の2階で空調をつけるというのは、当たり前だろと思う方が大半だと思います。
しかし、実際にこれが一番の対策となり、2階の暑さが嫌なら空調をつけるのは必須かなと思います。
先ほども説明した通り、冷たい空気は下にたまるので、1階で冷房をつけていても2階まで冷えることはほとんどありません。
そのため、2階を冷やしたいのであれば2階で冷房を付ける必要があります。
我が家でも試しに2階で1日中エアコンをつけてみました。
空調条件は2階の部屋の扉を全て開けて、寝室のエアコンを26 ℃で設定し、寝室のエアコンのみで2階全体を冷やしました。
温度測定は、先程と同様に2階の真ん中の部屋である洋室で行いました。
結果がこのような温度推移をたどりました。
8月27日の最高気温は32.9 ℃でしたが、洋室の最高室温は28.2℃に抑えることが出来ました。
最高気温が31.1 ℃だった8月7日と、最高気温が34.3 ℃だった8月8日と比べると、その違いが明らかです。
この結果から、2階の空調をつけることで、2階全体の温度上昇がかなり抑えられることが分かりました。
続いて、2階の空調を付けていた際に、普段より上昇した電気代について調べました。
主寝室のエアコンの電気代は8月27日が約95円だったのに対し、8月7日が19円、8月8日が15円でした。
主寝室のエアコンは普段寝ている時間のみつけていますが、8月27日は24時間運転し、その際の普段との電気代の差が約80円であることが分かりました。
つまり我が家の場合、1日80円支払えば2階もある程度涼しい状態を維持できそうです。
1日80円と聞くと安く感じますが、1か月では2,400円ですので、快適性をとるか経済性を取るか悩ましいところです。
まとめ
今回は、セキスイハイムで建築した我が家の夏の2階の温度と暑さ対策についてお話しました。
個人的な意見としては、確かに2階は暑いのですが、空調をつけるとすぐに冷えてくれますので、それほど困ったことはありません。
どうしても暑いのが嫌なら、2階の空調をつけっぱなしにしておくのが良いかなと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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