このブログでは、セキスイハイムでマイホームを建築予定の私が、セキスイハイムや家作りに関する情報を発信していきます。
今回は、我が家が太陽光発電を採用した理由についてお話しします。
太陽光発電については、デメリットもあり賛否両論あるかと思いますので、あくまで一例として見て頂ければと思います。
電気料金値上がりのリスクヘッジ
実は電気料金は緩やかな上昇傾向であり、太陽光発電を採用することで電気料金の値上がりに対してリスクヘッジすることが出来ます。
資源エネルギー庁の資料によると、家庭向け電気料金の単価は、2010年に比べて、2019年では約22 %上昇しています。
電気料金は、電気を作るための原油の価格に依存しやすく、原油価格が下落した2014年から2016年では減少しているものの、それ以外の期間では上昇傾向です。
特に2010年と2019年では、原油価格が同程度にも関わらず、電気料金が22 %上昇していることが分かるかと思います。
図1 電気料金平均単価の推移(経済産業省資源エネルギー庁 日本エネルギー2020から引用)
また、日本は太陽光等の自然エネルギーを使って得られる再生可能エネルギーの普及を促進しようと試みています。
その一環で、再生可能エネルギー発電促進賦課金という電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するものがあります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気代という形で消費者が負担しており、この金額も年々上昇傾向であります。
2016年度は賦課金単価が2.25円/kWhなのに対し、2021年度は3.36円/kWhです。
こういった背景から、今後も電気代の上昇傾向が続くことが予想される為、太陽光発電でつくった電気を自家消費することで、電気代の上昇リスクに対応しようと考え、太陽光発電を採用しました。
表1 賦課金単価の推移
年度 | 賦課金単価(円/kWh) |
2012年度 | 0.22 |
2014年度 | 0.75 |
2016年度 | 2.25 |
2018年度 | 2.90 |
2019年度 | 2.95 |
2020年度 | 2.98 |
2021年度 | 3.36 |
災害時の安心感
地震や台風などの災害時に停電した場合、太陽光発電を採用している場合、非常用電源として使用することが可能です。
ただし、太陽光発電で発電された電気を家庭で使用できるように変換する機器であるパワーコンディショナーは、停電時は自立運転に切り替える必要があります。
パワーコンディショナーが自立運電モードの場合は、自立運転時の専用のコンセントからしか電気を供給できず、また供給量も限られてしまうため必要最小限の電力のみで対応することになります。
災害対策として我が家は蓄電池も採用し、昼間に太陽光発電で貯めた電気を夜間にもある程度使える状態にすることで、停電時のリスクに備えました。
図2 パワーコンディショナーの自立運転(太陽光発電協会HPより引用)
遮熱効果と放射冷却抑制による冷暖房費の削減
太陽光パネルには、夏場の温度上昇や冬場の冷え込みを抑制する効果があります。
屋根の上に太陽光パネルを設置することで、太陽の日差しが強烈な夏場においては、暑さの要因である太陽光の熱を遮熱してくれる効果があり、夏場の屋根裏温度が下がるといったデータがあります。
また、冬場に関しては、太陽光パネルを設置することで、太陽が出ていない時間帯である夜や早朝の冷え込みの激しい時間帯に、室内の熱が屋根から逃げるのを抑制する断熱材のような効果を得ることができます。
なので、夏場の冷房費や冬場の暖房費を削減できる可能性があると考えられます。
屋根や天井の断熱材を厚くすることでも対応できますが、セキスイハイムでは断熱材の厚さを指定することは出来ないので、地味に有難い効果だと思います。
表2 太陽光パネルによる遮熱効果(一般財団法人新エネルギー財団HPより引用)
野地板裏面温度測定値 | |||
屋根表面温度 | パネルなし | パネルあり | 温度差 |
夏場 70度 | 49.32度 | 38.4度 | -10.92度 |
冬場 -5度 | 8.12度 | 13.35度 | 5.23度 |
まとめ
我が家が太陽光発電を採用した理由は以下の通りです。
・電気料金値上がりのリスクヘッジ
・災害時の安心感
・遮熱効果と放射冷却抑制による冷暖房費の削減
今回、太陽光発電のデメリットをお伝えしていませんが、当然メリットばかりではなくデメリットもありますので、メリットデメリットをよく考えて判断することをオススメします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
youtubeでも動画をアップしていますので、そちらでもご確認頂けます。
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