このブログでは、セキスイハイムでマイホームを建築予定の筆者が、セキスイハイムや家作りに関する情報を発信していきます。
今回は、セキスイハイムで鉄骨造か木造を選ぶときのポイントについてお話しします。
セキスイハイムは鉄骨造というイメージがありますが、木造の商品もあります。
鉄骨造と木造でそれぞれセキスイハイムならではの特徴について解説しますので、よろしければ最後までご覧ください。
鉄骨造と木造の特徴
まずは一般的な鉄骨造と木造の長所について、ご説明します。
鉄骨造
開放感のある間取りにしやすい
鉄骨造は構造を支える柱や梁が木造に比べて少なく済みます。
そのため、大空間のリビングを作ることや、大きな窓をとりやすくなります。
品質の振れが少ない
木は自然由来の材料であるため、1つ1つの品質が異なります。
一方、鉄は品質が一定であるため、鉄骨造は家の品質に差が出にくい特徴があります。
木造
断熱性が高い
木は鉄に比べ熱を伝えにくい特徴があります。
そのため、家の断熱性が高くなり、冬暖かく夏涼しい家にしやすいです。
リフォームしやすい
木造は鉄骨造に比べて改装や解体にかかる労力が少なく済みます。
また、施工業者も多く、リフォームしやすいといった特徴があります。
耐火性がある
鉄は熱伝導性が高いため、火事の際に温度が上昇しやすく、品温が一定以上を超えると変形してしまい倒壊することがあります。
一方、木については、表面は燃えてしまうものの、中心まで燃えるのに時間がかかるため、建物が倒壊するリスクは鉄骨より低いです。
セキスイハイムの鉄骨造を選ぶポイント
セキスイハイムの鉄骨造を選ぶポイントは、1. 木造に比べて商品数が多いため、融通がきく場合がある、2. 大空間や大きな窓をつけることが可能、3. 快適エアリーを採用できることです。
順番に説明していきます。
木造に比べて商品数が多いため、融通がきく場合がある
セキスイハイムの2階建ての商品は鉄骨造が6種類、木造が1種類です。
そのため、セキスイハイムで建築する場合、鉄骨造の方が、ラインナップが多い分、施主の要望を満たす商品がある可能性が高くなります。
どうゆうことかというと、ある商品でしか出来ないようなことが結構あるので、商品数が多い鉄骨のほうがやりたいことが実現しやすいということです。
例えば、スマートパワーステーションアーバンでは、シフトジョイント工法を採用することができます。
シフトジョイント工法とは、ボックスラーメン構造のユニットの一部をスライドさせることです。
シフトジョイント工法により、家の日当たりをよくすることや、敷地内にゆとりのあるスペースを作り、ウッドデッキや家庭菜園等に利用するといったことが可能となります。
他にも、パルフェという商品では、選べる設備の選択肢が多いといった特徴があります。
もちろん、木造のグランツーユーVでしか出来ないこともあるので、施主の要望によって適切な商品が変わることになりますが、鉄骨の方が単純に商品が多い分、施主の要望に合った商品がある可能性が高いということになります。
大空間や大きな窓をつけることが可能
これは一般的な鉄骨造の特徴でも説明しましたが、セキスイハイムの場合この特徴が特に顕著になります。
セキスイハイムの木造は、ツーバイシックスのユニット工法になります。
ツーバイシックスは、壁の量を一定以上にすることで高い耐震性を出すため、壁面に大きな窓を作る際に制限があったり、窓の数に制限が出たりすることがあります。
また、ユニットを連結して作る大空間も、壁の量が足りずに出来ないこともあるそうです。鉄骨造は、壁の量が木造程必要でないため、大きな窓や大空間を作りやすくなります。
快適エアリーを採用できる
快適エアリーはセキスイハイムで非常に人気のある全館空調システムです。
その快適エアリーですが、実は鉄骨造でしか採用できません。
快適エアリーは第一種換気システムと全館空調が合わさったシステムで、床下の高性能換気システムで綺麗な空気を供給し、また、床下の冷暖房除湿ユニットから、温度調整された空気を供給します。
床下から暖かい空気を供給することで、足元から暖かくなるといった特徴もあります。
木造でも似たような設備で空気工房がありますが、空気工房は第一種換気システムで全館空調のような機能はありません。
空気工房プラスというものは、エアコンを集中管理して全館空調に似た使い方が出来るものになりますが、別途エアコンを設置する必要があります。
また、快適エアリーとは異なり床下からではなく天井から空気を供給することになります。
空気工房も魅力的なシステムですが、全館空調システムの快適エアリーを採用したい場合は、鉄骨造になりますので、鉄骨造を選ぶポイントになると思います。
セキスイハイムの木造を選ぶポイント
セキスイハイムの木造を選ぶポイントは、1. 鉄骨造に比べ断熱性が高くなりやすい、2.鉄骨造に比べ気密性が高くなること、3.ボウウインドウを採用できるです。
順番に説明していきます。
鉄骨造に比べ断熱性が高くなりやすい
木は鉄に比べ熱伝導性が低いため、外の暑さや寒さを伝えにくいといった特徴があります。
そのため、鉄骨造に比べ木造は断熱性能が高くなる傾向があります。
断熱性の指標であり、値が低ければ断熱性能が高いとされるUA値についても、木造は鉄骨造より低くなる傾向があります。
UA値は間取りによって変わるのですが、セキスイハイムの鉄骨造はUA値が大凡0.6前後となるのに対して、セキスイハイムの木造ではUA値が大凡0.46前後となることが多いようです。
断熱性が高いと、住んでからの光熱費が削減できる等のメリットもあるため、セキスイハイムでより断熱性の高い家にしたい場合は木造を選びましょう。
UA値については、こちらの記事でもまとめていますので、よろしければそちらもご確認ください。
鉄骨造に比べ気密性が高くなりやすい
セキスイハイムの木造は、鉄骨造と比べて気密性が高くなりやすいです。
気密性の指標であるC値は、セキスイハイムの木造が0.99以下に対して、鉄骨造は2.0以下となります。
C値は家の隙間を表す指標で、値が小さいほど隙間が少なく気密性が高い家となります。
気密性が高いと、断熱性が高くなることや、計画的な換気が行われるなど様々なメリットがあります。
セキスイハイムで、より気密性の高い家を建てたければ木造を選びましょう。
セキスイハイムのC値については、こちらの記事にまとめていますので、よろしければそちらもご確認ください。
ボウウインドウを採用できる
ボウウインドウとは、外に向かって弧を描いた形をしている空間で、その空間にたくさんの窓がついているものになります。
ボウウインドウは、室内に光や景色を効果的に取り入れられ、また家に開放感をもたらすことができます。
さらに外からみた際にも非常におしゃれで、外観のアクセントにもなります。
ボウウインドウは、非常に人気ですが木造のみで採用可能なため、木造を選ぶポイントになります。
まとめ
セキスイハイムで鉄骨造か木造を選ぶポイントは以下の通りです。
・鉄骨造は木造に比べて商品数が多いため、融通がきく場合がある
・鉄骨造は木造に比べ大空間や大きな窓をとりやすい
・快適エアリーを採用できるのは鉄骨造のみ
・木造は鉄骨造に比べ断熱性が高くなりやすい
・木造は鉄骨造に比べ気密性が高くなりやすい
・ボウウインドウを採用できるのは、木造のみ
最後までご覧頂きありがとうございました。
YouTubeでも動画をアップしていますので、そちらでもご確認頂けます。
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